金融業界における消費者金融の役割

消費者金融とは、その名の通り消費者に対して融資を行う業種です。

消費者というと言葉としてはかなり広い意味になってしまいますが、
実際の位置づけとしては、銀行や信販会社などから融資が受けられない場合にも、
融資が可能であるケースが多く、いわゆる低所得者層に対して
貸付を行うことを目的とした業者であるといえます

そもそも銀行などのように、預金業務を行っていませんから、
融資に用いる資金自体を、銀行などから借り入れ、消費者金融そのものも
銀行の顧客として利息を支払っているため、その利息分に上乗せした
比較的高い利息で貸付を行うことで利益を得る。
という仕組みの上に成り立っています。

サブプライム層

こういった低所得者層こそが、経済の鍵を握る重要な役割を持っているとも考えられます。
なぜなら、いわゆる高額所得者と比べて圧倒的にその人口は多く、
こういった層にお金がきちんと回るかどうかによって、
景気動向や労働力などにも大きく影響を受けるからです。
但し、極論をいえば資産運用、金融マスターの道での言及のようにお金に縛られ
すぎない考え方が重要なのでしょう。

たとえばよくニュースなどで報じられている、
○○月期の大手スーパーおよびデパートの売上などは、
こういった層にお金があるかどうかによって大きく左右されてきます。
また記憶に新しいリーマンブラザースの破綻をきっかけとした、
世界的不況、いわゆるリーマンショックもまた、
サブプライム層(低所得者層)への貸付が不良債権化したことに端を発しています。

日本では改正貸金業法の影響によって、消費者金融業界は経営難にさらされ、
統廃合など業界再編をせざるをえない時期を経たことで、
より安定した資金力を銀行に求めた結果、
大手業者などでは、銀行との業務提携などを行い現在に至っているわけです。

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